脳圧改善テクニック

■脳脊髄液
ヒトはほぼずべて脳と脊髄からの指令で動いています。
手を握る、走るなどの動きだけでなく、呼吸、消化、心拍など、普段意識することのない働きも、脳がつかさどっています。

その脳と脊髄は、実は「脳脊髄液」とう液体の中にプカプカ浮いた状態で存在します。
脳と脊髄は、この「脳脊髄液」から酸素と影響をもらい活動をし、発生した二酸化炭素と不要物を脳脊髄液に排出し、生きいます。

■脳圧が高くなる
世の中で生きていく、それだけで様々なストレスを受けますよね。
人間関係の悩み、子育て、将来への不安・・・数えるときりがない人がほとんどかと思います。
そんなストレス下で生きていくと、多くの人の「脳脊髄液」は循環が悪くなっていいきます。
結果として、「脳脊髄液」が本来ある量を超えて存在することになり、脳や脊髄は余計な圧力を受けることになります。
これを「脳圧が高い状態」と表現しましょう。

■脳圧が高くなると・・・
脳圧が高いということは、頭蓋骨(ずがいこつ)の中がパンパンになっているということです。
パンパンになるまで空気を入れた自転車のタイヤに、さらに空気を入れるのは大変ですよね。
脳も同じで、脳圧が高い状態の脳に血液を送り入れるのは大変なのです。
無理に血液を送り込もうとすると、脳の血管が圧力に負けて切れてしまう可能性もあります。

「脳圧が高い状態」になると、ヒトの体は脳・脊髄を守るために、血流を悪くして脳圧を下げようとします。
これにより確かに脳・脊髄は守られました。

しかし負の面があるのも確かです。

■血流が悪くなると
「血流改善」を謳う薬や漢方、健康法はありますが、「血流低下」を謳う商品は見たことがありませんよね。
それは当たり前です。人のすべての細胞は血液によって酸素や栄養を受けているのです。

脳・脊髄を守るために血流を悪くした身体の中では何が起こっているのでしょう?

・内臓に血液が十分に届かない
胃・腸・肝臓・腎臓など、すべての内臓は血液により運ばれてくる酸素・栄養にて活動をしています。
血流が悪くなった状態では、消化が正しくできない、肝臓が十分に働かない、腎臓で不要物をしっかり処理できないなど、様々な不都合が生じます。

・筋肉に血液が十分に届かない
内臓だけでなく、筋肉も血液により運ばれてくる酸素・栄養にて活動をしています。
限られた酸素と栄養で活動しなければならない筋肉は、本来のパフォーマンスを発揮することができません。
筋肉の柔軟性は低下し、酸素の少ないため筋肉のスタミナも低下します。

・何より脳・脊髄のパフォーマンスが低下する
既出の通り、「脳脊髄液」の循環が悪く、人間のほぼすべてをつかさどる脳・脊髄への酸素と栄養の提供が低下している状態です。
脳の情報処理スピードは低下し、全身への命令も正しく行えない状態が続きます。

サッカーの試合で、いつもシュートを空振りする選手、いますよね。
野球の試合でエラーが多い選手、いますよね。
スポーツの現場だけでなく、日常の生活でもミスの多い人、っていますよね。

これは脳圧が高いことが原因でパフォーマンスが低下していることが考えられます。

■脳圧が低いと・・
脳圧が低く、脳に十分な酸素・栄養が提供される、内臓や筋肉に十分な酸素・栄養が提供されるとどうなるでしょうか。

分かりやすいのがメジャーリーグで活躍されている大谷選手です。
なぜ大谷選手の筋肉は疲れにくいのでしょうか。
ここまで読んでこられたあなたには理解できると思います。
大谷選手の脳圧は確実に低いと言えるでしょう。
その結果、脳にも内臓にも筋肉も十分な酸素と栄養が届いているのです。
だから、ピッチャーとして投げた翌日も、野手としてプレーできるのです。

ボクシングの井上尚弥選手、将棋の藤井聡太名人、ピアニストの角野隼斗(かてぃん)さん、これらの方々は、脳のパフォーマンスを最大限に引き出していることが明らかですよね。
共通して脳圧が低いことは明らかだと言えます。

■脳圧調整はどのような方にお勧めの治療法なのか?
結論からいうと「すべての人」にお勧めの施術です。
治療家の一人として、「血流改善」はすべての人に実現してほしいですが、特に以下のような方にはお勧めいたします。

・原因不明の頭痛(低気圧頭痛など)、腹痛がある方
脳、内臓に十分な血液が提供されていないことが原因の可能性があります。脳圧調整で血流が改善した場合、頭痛・腹痛が改善する可能性があります

・冷え症の方
指先、足先が冷たいのは、血流が十分に届いていないことが原因として考えられます。
脳圧を下げ、血流が十分に届けば「暖かい手をしてますね」と言われることになるでしょう。

・ホルモン(内分泌)異常
ホルモンの最高中枢は脳内にある「視床下部」という部分です。脳圧が高くこの「視床下部」が本来の働きを実現できていない場合、脳圧調整で改善する可能性があります。

・体の柔軟性を高めたい方
筋肉に十分な血流が届くことにより、身体の柔軟性が増します。ぜひお試しください

・0.1秒、0.01秒の世界で勝負されている方
0.1秒、0.01秒の世界で勝負されているアスリートの方は、脳の情報処理スピードが何より勝負のカギです。脳が100%のパフォーマンスを発揮することにより、ライバルとの差別化を図ることができます。

■施術の際の痛みや危険性は?
脳圧調整は、患者さんにベッドに仰向けになっていただき、ソフトなテクニックで治療します。カイロプラクティックと聞いて想像するような「グキッ、ボキッ」という治療は行いません。痛みはありませんし、危険性もありません。

ぜひ当院での施術をお試しください。